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2019年センター長挨拶

福間病院の「精神科専門医養成プログラム」のページに目を留めて下さり有難うございます。当院は「精神病者に光と土を」のスローガンのもと、60年余にわたり精神障害の治療とリハビリテーションに一貫して取り組んできました。玄界灘に開けた3万坪の広大な庭園の敷地にて、急性期治療(スーパー救急病棟、ストレスケア病棟)から外来、社会復帰(デイケア、グループホーム、就労支援施設)まで、ひとつながりの治療環境の中で若手精神科医の臨床研修に力を入れてきました(1983年 臨床研修病院登録、2006年 後期臨床研修プログラム立ち上げ、2018年 新専門医制度精神科専門研修プログラムに参画)。
福間病院の専門研修プログラムの特色は徹底した現場での指導です。スーパー救急病棟の専属医となり、上級医指導のもと精神科急性期の治療経験をしっかり積んでもらいます。スーパー救急病棟には統合失調症、気分障害を始めとして、様々な疾患圏内の症例が数多く集まります(一人の専攻医につき、3年間で150~200症例を経験)。診断に苦慮するケース、治療が一筋縄ではいかないケースで悩み、看護師、PSWなどの多職種連携チームに助けられることも多々あるでしょう。入院で担当した患者さんを引き続き外来主治医として受け持ち、回復してデイケアプログラムで見せる健康な側面に目を見張ることもあるでしょう。福間病院には臨床を、患者さんのリカバリーを第一に考える治療文化が息づいています。
初期の数年間の濃密な臨床経験が、精神科医として生涯を歩んでいく上での確かな芯(コア)になります。患者さんを「診る」臨床能力が、精神科医の職業アイデンティティの一番の拠り所だからです。専攻医の日々の研修を支えるのはマンツーマンの上級医師の指導、多職種連携チームの力に加えて、何よりも患者さんやそのご家族から直接教わる経験です。それらに加えて現場でのコミュニケーショントレーニング(山本タカタ先生)、症状評価の指導(BPRS研究会)、豊富な症例検討会の機会(医局集談会)、教育の機会(西園教室、西村教室。力動精神医学を中心に)が専門医としての技術、知識を大きく補完します。医局は精神科医師20名、内科医師3名、歯科医師1名、医局秘書2名の大所帯で、先輩医師や研修同期と支え合って成長していくことが出来ます。当院である程度の基礎を身に付けたうえで、その他のサブスペシャリティの研修のために連携施設(大学病院、依存症、児童、認知症、うつ病治療を専門とする単科精神科病院)で学ぶことも可能です。研修を終え精神科専門医や精神保健指定医の資格を取得した後、そのまま当院にスタッフとして残り回復期リハビリテーション等について更に深く学び、当院のチーム医療を担うリーダーとなっていく道もありますし、博士号取得やキャリア形成のためにあらためて希望の大学に入局するのも良いと思います。専攻医の先生方の初期3年間の研修内容の充実と、安心して研修に取り組めるための環境づくり、資格取得のサポート、その後のキャリア形成の相談にのるのが臨床研修センターの役割です。精神科医としての確かな臨床能力を身に付けたい、やる気のある専攻医の先生方の応募を心よりお待ちしております。

福間病院 臨床研修センター長
鈴木 宗幸


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