精神科/心療内科/児童思春期精神科/内科/歯科 福間病院医療法人 恵愛会 福間病院

INFORMATION FROM THE HOSPITAL病院からのお知らせ

ホームページリニューアルのお知らせ

この度、当院ホームページをリニューアルいたしました。
今後とも内容の充実につとめ、お役にたてるホームページになるよう取り組んでまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

家族相談会第4回目を開催しました!

ご家族の皆様にお集まり頂き、令和元年度家族相談会の4回目が9月13日金曜日、中秋の名月の日に開催されました。当相談会は、統合失調症の患者さんを抱えるご家族対象の、必要な情報の共有と仲間作りを目的とした集まりです。今回は19家族22名のご参加をいただきました。 今回前半では「リハビリテーションについて」と題して作業療法士より情報提供を行いました。まず、リハビリテーションとは、作業療法とはどのようなことを行っているのか、入院治療と外来治療に分けて概要をお伝えしました。例えば貼り絵という同じ作業を行っていてもその目的は参加者によって、手先の訓練だったり、社会性の回復だったりそれぞれであること、さまざまな作業療法を通して正常な機能、健康な部分を増やしていくことが出来ることをお伝えしました。続いてリハビリテーションプログラムの一環として行っているSSTについて、ロールプレイを交えてご家族へお伝えしました。まずスタッフで家族同士の朝の挨拶の場面のロールプレイを行い、朝の挨拶の場面で、効果的なコミュニケーションの5つのポイント(①視線を合わせる、②表情、③声の大きさ、高さ④ジェスチャー、姿勢、⑤話の流暢さ、話題を一つにする)を、良い例、悪い例を交えて解説しました。その後、「ご本人が無理なダイエットに挑戦しようとしているが、どのように接したら良いか」というシチュエーションで、まず悪い対応をスタッフが行い、その後参加された皆様のうちお一人に実際に実践してもらいました。まずは本人の気持ちに共感し、優しく語りかけるという支援者にとって必要なことをきちんと行っていることに、会場から感嘆の声が上がっていました。日頃のご本人さんとのコミュニケーションの取り方についても皆様に思いを巡らせて頂く、良い機会になったと思います。会場には実際に当事者が作った作品を展示し、皆さんにも興味深く観覧して頂き、ありがたかったです。 後半は初回参加のご家族と複数回参加のご家族とで班を分けてそれぞれグループワークを行いました。初回参加のご家族は国府台方式(こうのだい)グループワークを行いました。これは東京の国立医療センター国府台病院で考案されたもので、ご家族同士が体験を共有できて、大変な問題を抱えている中で自らの気持ちや頑張っていること、出来ていること、アイデアに目が向くように考案されたものです。複数回参加のご家族はWRAPグループワークを行いました。これはアメリカで長年精神障害を患い、その後に回復したメアリー・エレン・コープランドさんが開発した、自らが元気になるための「元気回復行動プラン」(Wellness Recovery Action Plan:略してWRAP)です。当事者のみならず、当事者を支えるご家族やその他健常者誰でも、自らを助けて元気になっていけるセルフヘルプの技法です。今回もそれぞれの班で活発な発言、体験の共有、意見交換、交流がなされていました。

新人看護師リフレッシュ研修

新人看護師リフレッシュ研修実施!
看護部 大島里美
令和元年度の新人看護師研修がスタートして早くも4ヶ月が経ちました。
緊張した表情の入職時の集合写真に比べ、最近では、自分で先輩に声をかけ率先して動く、頼もしい姿をよく見るようになりました。
同時に張りつめた緊張が、疲れとして心身の体調の変化に出てくる時期でもあります。
そのため、今月の新人研修(集合教育)は、主任会がリフレッシュ研修を計画してくれました。CVPPPの講義やグループワークの後は、アフターで師長、主任を交え盛大に交流会が行われました。普段はできない悩み話や、他病棟の人との交流など全てが新鮮で、どの席も笑い声が響いていました。
ここからが、折り返しです。後半の研修では他部署を経験する体験学習や技術チェックなども控えています。病棟でも、夜勤やリーダー業務の見習いなども始まり、新たな責任や緊張を求められるようになります。リフレッシュ研修で得られた同期の仲間や職場の先輩の助けを借りながら頑張って貰いたいと思います。

新人看護職員研修にむけて
救急病棟 1年目 森 桃花
私は、実習をしていく中で、精神科看護を通して患者さんとコミュニケーションを取りながら、 自分らしい生活を送ることが出来るような方法を一緒に考え、それを支援していきたいと思い精神科の看護師を目指しました。 福間病院に入職し、はじめて臨床の場に立たせて頂くと、病気による症状だけでなく、 それによる様々な要因が患者さんの生きずらさを作っていることを学びました。 このような患者さんの問題を自分がどのように看護していくことで解決していくことができるのかということに 難しさや戸惑いを日々感じながら過ごしています。 その中で、業務で重要なことを先回りして教えてくれる先輩方の存在や、困った事や悩み、疑問はすぐに聞け、 丁寧に教えて頂くことができる環境があることで少しずつですが成長出来ていることを感じています。 新人研修では各病棟の主任を中心に採血や経管栄養などの手技、記録の正しい書き方など看護の基礎となる土台を作って頂くことで 精神科看護という枠にとらわれず、看護師として必要な技術を学ばせて頂き、病棟で実践する際の安心と自信に繋がっています。 今後の研修では他の病棟に1日体験させて頂くなど、1年を通して精神科看護についての幅広い経験や知識を増やすことが出来る機会があるため、 看護師としての土台をしっかりと築いて行きたいと思います。 福間病院に入職し、病棟で患者さんと関わって行く中で病棟内から外の景色を楽しんでいる方や敷地内の散歩を楽しみにしている方が多いことを改めて感じているため、 この自然を十分に活用しながら患者さんが持っている強みを活かした看護が展開できるように日々精進していきたいと思います。

外来休診のお知らせ(10/8、10/22)

10月8日(火)は院内行事のため、10月22日(火)は即位礼正殿の儀が執り行われるため祝日となります。
そのため当院外来は休診となります。
なお、急患の場合はこの限りではありませんので、お電話にてご相談ください。

家族相談会第3回目が開催されました!

ご家族の皆様にお集まり頂き、令和元年度家族相談会の3回目が 8月9日金曜日に開催されました。当相談会は、統合失調症の患者さんを抱えるご家族対象の、必要な情報の共有と仲間作りを目的とした集まりです。今回は16家族20名のご参加をいただきました。 今回前半では「統合失調症の薬のお話」と題して、薬剤師より情報提供を行いました。統合失調症の薬物療法は抗精神病薬をメインに組み立てて、症状がなくなっても回復や再発予防のために服用を続けることを説明しました。薬の効き目、のみ心地、副作用などについてしっかりと主治医とコミュニケーションをとり、その人にあったオーダーメイドの処方を調整していくことをお伝えし、ご家族からは主治医とやりとりをしながら薬剤を変更し、再発の危機を乗り越えた体験などが話されました。副作用が起きた際には薬剤の量を調整したり、種類を変えたり、副作用止めを併用しながら服用を続けるなどの選択肢があること、薬剤調整以外に自ら出来る対処法があること(間食の内容を見直し無糖のガムや飴を活用する、食物繊維を多く摂る、運動、ウォーキング等)を薬剤師からお伝えし、医師の立場からは抗精神病薬の種類別の特色や、血中濃度を一定に保つデポ剤の効能などについても解説を加えました。最後に処方薬以外にも、治療者、家族、本人でよくコミュニケーションをとること、本人が飲みたがらない時はその理由を聴くこと、時間の経過が解決してくれる「時薬(ときぐすり)」人とのつながりで癒やされる「人薬(ひとぐすり)」の大切さについても触れ、色々な非薬物療法と組み合わせて効果を発揮する薬物療法であることを強調しました。薬にまつわる興味、期待、悩みはご家族の皆様にとっては切実なものであり、熱心に質問したり、メモをとったりされていました。 後半は初回参加のご家族と複数回参加のご家族とで班を分けてそれぞれグループワークを行いました。初回参加のご家族は国府台方式(こうのだい)グループワークを行いました。これは東京の国立医療センター国府台病院で考案されたもので、ご家族同士が体験を共有できて、大変な問題を抱えている中で自らの気持ちや頑張っていること、出来ていること、アイデアに目が向くように考案されたものです。複数回参加のご家族はWRAPグループワークを行いました。これはアメリカで長年精神障害を患い、その後に回復したメアリー・エレン・コープランドさんが開発した、自らが元気になるための「元気回復行動プラン」(Wellness Recovery Action Plan:略してWRAP)です。当事者のみならず、当事者を支えるご家族やその他健常者誰でも、自らを助けて元気になっていけるセルフヘルプの技法です。今回もそれぞれの班で活発な発言、体験の共有、意見交換、交流がなされていました。

家族相談会第2回目が開催されました!

ご家族の皆様にお集まり頂き、令和元年度家族相談会の2回目が 7月12日金曜日に開催されました。当相談会は、統合失調症の患者さんを抱えるご家族対象の、必要な情報の共有と仲間作りを目的とした集まりです。今回は21家族27名のご参加をいただきました。 今回前半では「統合失調症の症状と経過」と題して、精神科医の方から情報提供を行いました。幻聴の特徴と現れやすい条件(不安、孤立、過労、不眠の4条件)を説明し、妄想、その他症状の概要と、ご本人が体験している幻聴の「バーチャルハルシネーション」(ヤンセンファーマ・統合失調症ナビ)の紹介を行いました。「バーチャルハルシネーション」については休憩時間に体験版のCD-ROMをご家族の皆様でご覧になり、ご本人さんの体験している苦しさへのイメージが持てると好評でした。病気の経過について前兆期・急性期・消耗期・回復期に分けて、それぞれの時期の特徴、過ごし方、心がける事について解説を行いました。なかなか回復しない慢性期の状態においても、仲間やスタッフとつながり続ける事、本人なりの長所、強み、楽しみなどを活かすこと、自分の人生に価値を見いだすことでリカバリーに向かっていけることをお伝えしました。最後に統合失調症の治療を、ストレスという名の水がたまるダムに例えた「ダムモデル」で説明し、薬物療法、対処方法を身につける、環境を整えるといった総合的なアプローチで治療していくことをご説明しました。その後4~5名に分かれて、ご本人さんの経過を支えていく上でこれまでしてこられた工夫について話し合って頂きました。これまで支えてこられた苦労や、日々行っている工夫などについて多くの意見交換がなされていました。 後半は初回参加のご家族と複数回参加のご家族とで班を分けてそれぞれグループワークを行いました。初回参加のご家族は国府台方式(こうのだい)グループワークを行いました。これは東京の国立医療センター国府台病院で考案されたもので、ご家族同士が体験を共有できて、大変な問題を抱えている中で自らの気持ちや頑張っていること、出来ていること、アイデアに目が向くように考案されたものです。複数回参加のご家族はWRAPグループワークを行いました。これはアメリカで長年精神障害を患い、その後に回復したメアリー・エレン・コープランドさんが開発した、自らが元気になるための「元気回復行動プラン」(Wellness Recovery Action Plan:略してWRAP)です。当事 者のみならず、当事者を支えるご家族やその他健常者誰でも、自らを助けて元気になっていけるセルフヘルプの技法です。今回、同じメンバーで集まるのは2回目ということで、前回よりも打ち解けられ、どちらの班でも活発な発言、体験の共有、意見交換、交流がなされていました。

福間病院見学会・福間看護高等専修学校学校説明会開催

7月27日(土)福間病院施設見学会と福間看護高等専修学校の学校説明会を開催いたしました。
当日は、東院長の挨拶の後、各イベント会場に分かれ、説明会や施設見学、先輩(職員や学生)との交流会を行い、盛況の内に終了することができました。
暑い中ご参加いただきありがとうございました。

月刊サービス向上~第60号~

サービス向上委員会からです。

今回は、イベント活動、給食新メニュー、委員会作成カレンダーをご紹介します。

・イベント活動のご紹介

 病棟では今年も患者さんに七夕を楽しんで頂こうと、短冊に思い思いの願い事を書いてもらい、OTで作成した笹飾りと一緒に笹の葉に飾り付けを行いました。患者さんだけでなく、ご家族や病棟スタッフにもお願い事を書いてもらい、病棟全体で七夕を楽しむことが出来ました。沢山のキラキラとした笹飾りや短冊でいっぱいとなり、今年はとても賑やかで風情を感じられる笹が完成しました。皆様の願い事が叶いますように☆

・給食新メニューのご紹介

栄養科ではできるだけ意見箱の声にお応えできるように、栄養科職員総力を挙げて日々努力しております。今回は6月メニューの中から「低カロリー健康食」というダイエット食の方に提供するヘルシーな野菜料理を4つご紹介させて頂きます。

【6月6日】『大根と胡瓜の梅肉和え』
大根と胡瓜を角切りにして甘酸っぱい梅肉で和えました。大根は食べやすいよう一度茹でこぼしてみました。(栄養科)

【6月8日】『トマトサラダ』
トマトを湯むきし、スライスして刻んだ玉ねぎとパセリをのせました。シンプルな分、見た目が華やかになるよう工夫しました。(栄養科)

【6月9日】『わかめサラダ』
わかめと胡瓜、アクセントにミョウガを使用し三杯酢で和えたサラダです。(栄養科)

【6月17日】『トマトのゼリーよせ』
トマトを煮だしたコンソメスープにささみをほぐし入れ、寒天で固めてゼリーにしました。
ソースはピリっと辛いわさびとマヨネーズの味付けです。(栄養科)

・委員会で作成したカレンダー(7月)のご紹介
「笑顔で あいさつ」(2病棟)
「あいさつは 人と人とを 結ぶ橋」(歯科)

「摂食嚥下障害のケア」研修会

令和元年7月17日(水)に、独立行政法人 地域医療機能推進機構 湯布院病院 言語聴覚士 木村暢夫先生をお招きし、「摂食嚥下障害のケア」の実技指導及び講演会が行なわれました。

当日のスケジュールとしては、15:10より中央3病棟、1病棟、6病棟の各病棟において摂食嚥下実技訓練を実施し、その後17:30より研修棟において、講演会「摂食嚥下障害の基礎知識」という演題名でご講演いただきました。講演会には院内より61名の職員が参加し、盛会の内に終了しました。

当院においても高齢者における摂食嚥下の問題は避けて通れない課題であり、今後の診療に非常に参考になる内容でした。

関係者の方々におかれましては、お忙しい中ご参加いただき、ありがとうございました。


<実技訓練を受けて>
病棟に実技演習に来て頂きました。患者さんに合わせた声かけから確実な摂食嚥下の技術など、たくさんの学びを得ました。さらに普段より落ち着いて笑顔を見せてくれた患者さんを囲んで、スタッフのやる気も伝わってきた嬉しいひとときでした。

中央3病棟師長 齊城 喜久惠

第26回福間病院作業療法士同門会開催

令和元年6月29日(土)第26回福間病院作業療法士同門会が、院内のデイケア棟で開催され、院内外合わせて45名の方が参加されました。第一部は当院作業療法士の吉原さんが、「患者さんと私の間にあるもの~C棟での活動を巡るエピソードから~」と題して卓話を行いました。第二部の懇親会は大坪副会長の挨拶に始まり、和やかに食事をしながら近況や懐かしい思い出を語り合い、楽しいひと時となりました。