精神科/心療内科/児童思春期精神科/内科/歯科 福間病院医療法人 恵愛会 福間病院

INFORMATION FROM THE HOSPITAL病院からのお知らせ

家族相談会第6回目を開催しました!

ご家族の皆様にお集まり頂き、令和元年度家族相談会の6回目を11月8日金曜日に開催しました。当相談会は、統合失調症の患者さんを抱えるご家族対象の、必要な情報の共有と仲間作りを目的とした集まりです。
今回は13家族16名のご参加をいただきました。
今回は午前中から毎年恒例の社会資源見学ツアーを行い、マイクロバスで法人内各施設を見学しました。ツアーには10名のご家族が参加されました。グループホームみどり緑の里の農園を見学し、古賀サンコスモ内のまつぼっくり食堂で昼食を摂りました。参加されたご家族からは、実際に中を見学したグループホーム緑の里について、具体的な質問がたくさん挙がっていました。
午後からの講義ではデイケア・デイナイトケア地域活動支援センターみどり緑の里グループホーム訪問看護ステーションふくまより、施設の概要や利用方法等の説明がありました。各施設担当のスタッフが熱心に情報提供を行い、参加された皆様からは「実際に利用したいと思った時は誰に相談したらいいのですか?」という質問や、「実際に施設の中を拝見することができ、安心しました。」「患者本人の今後の生活について想像することができました。」などの感想を頂きました。
後半は初回参加のご家族と複数回参加のご家族とで班を分けてそれぞれグループワークを行いました。
初回参加のご家族は国府台方式(こうのだい)グループワークを行いました。これは東京の国立医療センター国府台病院で考案されたもので、ご家族同士が体験を共有できて、大変な問題を抱えている中で自らの気持ちや頑張っていること、出来ていること、アイデアに目が向くように考案されたものです。
複数回参加のご家族はWRAPグループワークを行いました。これはアメリカで長年精神障害を患い、その後に回復したメアリー・エレン・コープランドさんが開発した、自らが元気になるための「元気回復行動プラン」(Wellness Recovery Action Plan:略してWRAP)です。当事者のみならず、当事者を支えるご家族やその他健常者誰でも、自らを助けて元気になっていけるセルフヘルプの技法です。
今回もそれぞれの班で活発な発言、体験の共有、意見交換、交流がなされました。